2026年5月26日 熱々おにぎりと海苔の香り
この前、中国・北京の空港にあるセブンイレブンでおにぎりを購入した際、
店員さんから「温めますか」と声をかけられました。
「え?」と思っている間に、あっという間に熱々のおにぎりを渡されました。
寒い季節には嬉しいサービスです。
しかしその一方で、海苔のパリッとした食感や香ばしさが少し失われた感覚もあり、
改めて「季節によって食の感じ方は変わるものだ」と実感しました。
現在、中国のコンビニ市場は急速に発展しています。
競争も非常に激しく、価格や立地だけでは差別化が難しい時代です。
その中で、赤・緑・オレンジの横ライン看板で知られる日系コンビニ、
特にセブンイレブンは、仕事帰りに気軽に立ち寄れる店として多くの支持を集めています。
商品の品質、接客、清潔感、細かなサービスなどに、日系コンビニならではの強みを感じます。
中国出張時に、セブンイレブンを安心して利用する日本人も少なくありません。
その背景には、元会長・鈴木敏文さんの考え方があります。
「素人のほうがしがらみのない発想ができる」
「現場主義」
「お客様目線」
固定観念にとらわれず、本当に必要とされるものを考え続ける姿勢は、
今の中国市場においても大きなヒントになるのではないでしょうか。
経験や常識だけに頼るのではなく、
実際のお客様の行動や感覚を丁寧に観察すること。
その積み重ねこそが、これからの時代の差別化につながるように感じます。
日本のコンビニでは、おにぎりの海苔とご飯を分けて包装し、
食べる直前までパリパリ感を保つ工夫など、細やかな開発思想が凝縮されています。
こうした発想や気配りは、これから中国でもさらに受け入れられていくのかもしれません。
今月18日にご逝去されましたセブン&アイ・ホールディングス元会長・鈴木敏文さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

